"illogical one"
"illogical one"
from the album "GRUNGE SOUL"
"GRUNGE SOUL"5曲目。アルバムの核となる曲を上げるとするならば、1曲目のリードトラック"death feeling in the sky"と、アルバムのサブタイトルでもある最後の"hate this place"、そしてこの"illogical one"ということになります。
タイトルがマスタリングの直前まで決まらなかった曲。言っていることは単純で、フィジカルなことが正しくて、頭で考えることは間違っている、ということです。いくら頭で考えたところで、現実は絶対にそうはならない。人間は人間が考えるほど利口じゃないし、逆に人間が考えるよりはるかに動物的だと思います。音楽は、歌詞→メロディ→リズムの順で単純化されます。つまり、思考から解放され、より肉体的なものとなります。そのことは、ぼくがパッケージに歌詞カードをつけないことと、つよく関係しています。思考から解放されて、より肉体的に。音楽は頭で考えるべきではないし、人生も頭で考えない方がもっと楽しくなる。
理屈で考える人は、欲しいものが手に入らない。illogical ＝ 非論理的
今回、アルバムをつくることになったそもそものきっかけは、ジャズの理論を自分なりに整理していたことに端を発します。ふとモードのことが気になり、いくつかのスケールを弾いてみたときに、偶然曲がいくつか生まれ、アルバムをつくろうと思いました。この"illogical one"もそのときに出来た曲の一つで、ロクリアンというモードでベースのフレーズが出来ています。
モードで曲を書いたのはいいんだけど、あまりなじみのないロクリアンともなると、さすがにぼくのスキル程度ではコードをつけることができず、断念。和音らしきものはサビのコーラスくらいで、あとはほぼ単音フレーズで構成されてます（笑）この曲もiPhoneのガレージバンドのリズムがハマり、多少重ねていますが、ほぼガレージバンドです。
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