不良はギブソンでしょ、やっぱり...
なぜぼくは、ギブソンを使うのだろう。
老舗のギターメーカー、ギブソン社が破産申請を出した。そうか、とぼくは思った。乾いた気持ちで。
近年の競合の台頭、アコースティックとエレクトリックそれぞれの製造ラインの多さ、老舗ゆえの古い経営体質など、さまざまな要因が予想される。多分、多様化する時代に追いつけなかったのだと思う。
このレスポールは、1990年代の始めに、楽器店で手に入れた。たしか13万円ほどだったと思う。しかし、新品で買ったこの楽器を、通常使用できるレベルに調整するのに、ぼくは数万円をかけた。
ローポジションのフレットが音痴で、解放弦を使うローコードが上手く鳴らなかったのだ。店員曰く、ギブソンってそうなんですよね、と。
メンテナンスに出したところ、フレットを交換しないと、ピッチはよくならないと言われたが、ナットを交換して、ギリギリなんとか誤魔化せる程度まで調整してもらった。
何十万円もするオールドやカスタムショップはこんなことはないのだろうが、通常の生産ラインのギブソンは、言われているように、酷いのかもしれない。
13万円出せば、このご時世、そこそこいいギターが買える。今は2018年なのだ。
でもぼくは、ギブソンを使い続ける。保守的と思われるかもしれないけど、そうじゃない。端的に言ってしまえば...
音がエロい
のだ。ギブソンには、24フレットまであって、精度が高くて、ハイポジションも弾きやすいタイプのギターには絶対にない、エロさがある。
ピッチが悪いですけど、なにか??
ぼくもピッチが悪い。条件は同じだ。
レコーディングで呼ばれたときとか、誰かの後ろでサポートで弾くときは、流石に使わないけど、自分のライブだったら全然使うし、”グランジ・ソウル”もほとんどこれで録りました。文句あるか!!
◾️結城義広/グランジ・ソウル◾️
“グランジ・ソウル”収録曲
“death feeling in the sky” MV
****live infomation
2018.05.25
@オルタネイティブカフェ(中野)
open / start 19:00 / 19:30
charge 2,000jpy(order 1drink)
結城義広 / 山下太郎 & 佐々木遥 duo
チケット予約
■■■オルタネイティブカフェ■■■
東京都中野区新井1-3-3
03-5942-5544
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