なんちゃってがダサい理由

ぼくはソウルミュージックやR&Bに代表される黒人音楽が好きです。カラダが反応します。音程やリズムの取り方は、おそらくかなり影響を受けています。でも、そうしたいわゆるスキルの前提には、もちろん研究や分析もあるけれど、やはり好きだという絶対的な位置を占める気持ちが大切だと思っています。黒人音楽をそんなに聞いていない人が作る、あるいは演奏するソウルミュージックやR&Bは、ぼくにはすぐわかります。根拠はうまく説明できません。なんか違うんだよね、としか言えません。最悪なのは、当事者たちはそのことには気付いていなくて、それを見ているぼくらがなんかダサいよねと思っている構図です。それはつまりぼくがレゲエやボサノヴァをやらない理由にもつながります。プロの作家やアレンジャーによるプロダクションの現場に立ち会うたびに感じるのは、彼らがそれこそ耳から血が出るくらい死にもの狂いで音楽を聞き、そこからなにかを得て自分のスキルとして昇華させ、それを現場でアウトプットするという、悲壮感にも似た音楽に対する情熱です。新しいとか古いとかを基準にするダサいダサくないよりも、より深く追求できているかいないかを基準にしたダサいダサくないのほうが、ぼくは重要だと思っています。よもや自分がそうならないようにと。

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収録曲

1. riverside blues

2. yunagi

3. high energy

4. invisible sky

5. wave

6. realize

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#ダサい音楽の特徴

#音楽がダサくならないためのヒント