悲劇の主人公商法の裏側

年始のメルマガで弱気なことを書いたところ、意外に多くの方から大丈夫ですか？元気出してください！といった内容の返信をいただき、大変恐縮してしまいました。ぼくはポジティブなことを書こうとして、緊張と緩和のパーツとして弱気なぼくをお見せしたわけですが、どうやらそこだけがクローズアップされてしまったようで。例えば曲が書けない、声が出ない的なネガティブなことはまったく口にしないぼくですが、曲が書けなかったりうまく歌えなかったりすることは、やっていれば日常茶飯事であります。そんなことをいちいち公言してどうする。今回のことで学んだことは、自分の不幸さや悲劇の主人公性を道具にしてマーケティングをしている人たちの魂胆です。同情したい、慰めたいという気持ちは、人々の心に宿る願望なのかもしれません。発信する側のマゾヒズムという側面もあるかもしれませんが、いずれにしてもこれは霊感商法と同じで、人の弱みに漬け込むやり方です。詐欺等でなければ。まあいいかなとは思いますが。

RELEASE

New Album - IN THE NEXT BREATH -

山崎まどか ニューシングル

Yoshihiro Yuki - NEW WAVE -

“生きることにそもそも意味なんてない”

ネオソウルをベースにR&B、ヒップホップ、さらにはEDM、エレクトロニックミュージックをも取り込んだ結城義広の新作EPは、不透明感を増す現実世界をポジティブな視点で歌い上げた珠玉のアンソロジー。