喪失感は克服するものではなく、受け入れるものだと思う。
今年のはじめ頃、喪失感について歌った曲を書きました。残念ながらその曲は、アルバムの選考からは外れました。ぼくの記憶が正しければ、その曲は今年ライブで1回だけ歌いました。選考から外れた理由は...
難しくてよう歌たわんからです!!
こんばんは
結城義広です
今年が終わります
ごく一部の人を除いて、この話はずっと誰にも話していませんでしたが、最近になってやっと(本当にやっと)、いろんな人に話せるようになりました。
今年の4月にプリンスが死んでから、ぼくは音楽との向き合い方がわからなくなっていたんです。自分でもそんなふうになる自分がちょっと意外で、ライブの予定は入っているというのに、ギターや歌の練習をする気にもなれないし、進めていたアルバムのレコーディング作業も手をつけられなくなっていました。
言ってみれば、プリンスに触発されて音楽ビジネスを志したようなもので、彼のように真摯でありながらも、人をびっくりさせるような音楽をやりたい、そんなミュージシャンになりたい、そんな想いでぼくは音楽をやっていました。
プリンスが引退同然のアーティストになっていたのだとしてら、悲しくはあるけれど、ぼくはこんなにも落胆せずにすんだのかもしれない。でも、プリンスは音楽の第一線にいたし、いまだに最先端の音楽をやり続けていた。
はっきり言ってしまうと、彼のような存在、立ち位置のミュージシャンは、彼以外にはいなかった。
ぼくはショックだったし、彼がいなくなってしまったことの喪失感は、どうしても受け入れることができませんでした。
まるで、聞き分けのない子供のように...です
喪失感...それは大切な人との死別であったり、恋人との破局であったりするわけだけれど、ぼくはそれがなんなのかをものすごく考えました。
出た結論としては、喪失感は決して埋めることができない。克服も解決もできない。ただ風化して、自分の一部になるのを待つしかないんだ。
そういう結論でした
それにかかる時間が、1ヶ月なのか、2ヶ月なのか、あるいは何年もかかるのかは、それぞれだと思います。
この話を、今ここで出来ているということは、ぼくはこの喪失感を自分の一部として認めている、ということです。
ところで...
お金っていいよね、って最近思うんです。失っても喪失感を味合わないで済む、唯一のもの。それは"お金"です。
お金が好きな人、お金に執着する人の気持ちが、少しだけ理解できた気がします。楽ですよね、生きるのが。だって生きていくうえで一番辛い感覚を、味合わなくて済むんですから...
注:もちろん悪い冗談です(笑)
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***2017年3月24日***
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第一部 拝啓、未来から...
第二部 結城義広ライブ
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