プリセット音をまんま使っている曲を挙げてみる

90年代にジャネット・ジャクソンなどをプロデュースしていたことで有名なジャム&ルイスは、使っているシンセサイザーの音色はほとんどがプリセットだと公言していました。我ら日本人は生真面目なので、プリセットをそのまま使うのはプロとして恥だと考えがちですが、海外に目を向けてみると様々なアーティストがプリセットサウンドをまんま使用してヒット曲を生み出しています。そんなまんまプリセット使用曲を有名無名問わず挙げてみます。

・The Beatles - The Continuing Story of The Bungalow Bill

なんといっても有名なのはこの曲でしょう。冒頭のギターフレーズは、当時最新鋭かつサンプリングマシンの元祖とされるメロトロンのプリセットまんまだとか。

・Van Halen - Jump

これも有名ですね。Oberheim OB-Xa のプリセット音まんまのこのあっけらかんとしたイントロ。この臆面のない開き直り方は、ヴァンヘイレンらしいといえばらしいです。是非見習いましょう！

・Swing Out Sister - Break Out

これは誰も指摘していないし、確証は持てませんが、この特徴的なシンセベースの音はRoland Super Jupiter MKS-80 のプリセットだと思います。

・Post Malone - Goodbyes ft. Young Thug (Behind The Scenes)

最近のところも。これも確証は持てないけど、イントロおよびバースのコードパッドはAppleLoopだと思います。ポスト・マーロンはこれ以外にもプリセットまんまがありそうな。

ちなみに僕は日本人ですが、なんの躊躇いもなくプリセット音を使います。直感的に、あ、いいかも！と思って採用するときは調子がいいときで、逆にどれにしようかとだらだらと悩むときは調子が悪いときです。プリセットだろうがなんだろうが、音楽がカッコよければOK牧場なのだ。

RELEASE

New Album - IN THE NEXT BREATH -

山崎まどか ニューシングル

Yoshihiro Yuki - NEW WAVE -

“生きることにそもそも意味なんてない”
ネオソウルをベースにR&B、ヒップホップ、さらにはEDM、エレクトロニックミュージックをも取り込んだ結城義広の新作EPは、不透明感を増す現実世界をポジティブな視点で歌い上げた珠玉のアンソロジー。