leyona"わすれちゃうよ"
モンドグロッソの新譜が気になっていたので、試聴しようと新宿のタワレコに行った。
何年振り?20年ぶりくらい?相変わらずだなと思いつつも、やっぱりかっこよくて、でも、乃木坂だかなんだかよくわからないけど、そういうアイドル的な人たちがゲストで歌っていて、ぼくはそこでなんだか興ざめしてしまって、満島ひかりさんはかわいいから大好きだけど、モンドグロッソで歌わなくてもいいんじゃないのかと、一緒に聞きたいとは思わないなと、カレーとハンバーグは別々に食べたいなと、酢豚にパイナップルは入れなくてもいいんじゃないのかと、、、なんだかそこに、異常なまでの商売チックな意気込みを感じてしまい、結局買わなかった。
これまでのアルバムを全部聞いたわけじゃないけど、おそらく彼女のキャリアの中で、最高の出来ではないかと思う。
そこにはレコード会社の意向や、セールス上のトピックスは一切なく、純粋に身の丈に合った音楽が展開されていて、とくに新しいことはなにもやっていないんだけど、聞いていて痛いところがなく、とても心地のいいアルバムだ。
心が洗われるよね、こういうの、、、
クレジットを見ると、豪華作家陣、、、でも、このアルバムのよさはそこではない。断じて、そこではないのだ。
最近の調査によると、やはりポップミュージックの尺は、どんどん短くなる傾向にあるようで、それはもちろん、デジタルの配信が普及したことによる影響が大きいらしいけど、でもポップスって、そもそも3分程度の短いものだったわけで、、、
時代に合わせるとかじゃなくて、音楽の音楽としての自然なかたちであることの意味を理解する。ときに、それはとても難しくもあるけれど、素直な気持ちで、地に足をつけていれば、おのずとわかることだと思う。そして、そういう音楽は長く聞ける。
話題性優先で、アイドルがゲストで歌っている音楽は、2~3回聞いたら、飽きてしまうと思う。SNSで一瞬話題になって、すぐに"わすれられる"出来事のように...
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