夢のないつまらない話で悪いんだけど...
とにかくメジャーデビューしたい、という夢を持っている若い子たちや、もうそんなことはいいから、とにかく最高な音楽がやりたいだけなんだ、とか言っているうちに、歳をとってしまった人たちに、時間のあるときに読んでいただきたい資料です。
みずほ銀行の産業調査部が作成した、産業調査の報告書。
「みずほ産業調査」は、業界全体を俯瞰したうえで、「大きな構造変化」「潮流の動き」「ビジネスモデルの変化」「ビジネスの新基軸」といった視点を中心に分析し、「業界の将来像の予想」「業界への提言」も盛り込んだレポートです。 ____引用
10代ならまだしも、40歳にも50歳にもなって、自分たちのいる社会における音楽産業の構造を知らない人が多すぎる。たしかに、日本国内における音楽的なレベルは低いのかもしれないし、近年においては腐敗の傾向が高まっているという見方も、はずれてはいないのかもしれない。
だけど、音楽的な技量やコンテンツとしての精度を底上げしていくためには、それと同時に産業としての音楽の、全体の中における位置付け、およびその音楽産業の中における、"コマ"としての自分の位置付けを、知っておくべきではないかと思う。
それを理解していないから、いつまでたっても夢を見ていたり、しまいには、たちの悪いアマチュアの如く、評論ばかりしている年寄りになってしまうのではないだろうか。結果、全体の底上げはされない。
すいません。気を悪くされる方もいるかもしれないので、もうやめますが、日々ぼくもいろいろな方と接する中で、いろいろなことを思い、希望を得たり失望したり、それなりにイライラしたりもしながら、音楽をやっているんです。
<参考資料>
みずほ産業調査 Vol.48 第4章音楽産業
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