ぼくのは歌じゃないんで
ビートメイカーの呉十郎が、アルバム"グランジ・ソウル"について、1曲目と2曲目のつなぎ方がカッコイイと言っていた。なるほど、クラブミュージックの人らしい意見だと思った。いやむしろ、そういう人がそこに反応してくれたことが嬉しかった。歌詞がどうとか、歌がどうとか、そういったことではなくて、"そこ"なのだ。
アルバム"GRUNGE SOUL"の最初の5曲は、BPMが同じだ。
※BPMの意味がわからないおじさんとおばさんに。ビートパーミニッツの略。つまり、テンポのこと。ニュアンス的にはスピードのこと。
そのことの方が、歌なんかよりよっぽど意味がある。むしろぼくの歌は、歌ですらない。歌として聞いてほしいとは、これっぽっちも思わないし、歌を歌っているつもりもない。
このアルバムの中で、情緒に訴えかける曲は1曲もない。
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