これは始まりにすぎない
毎月10日前後に、スペースシャワーミュージックとヴィヴィドサウンドから明細が届きます。両者は、ぼくがリリースしたアルバムの、デジタル及びパッケージのディストリピューターです。決して芳しいとはいえないその内容を見て、ぼくは溜息をつきます。
知名度もなく、プロモーションの予算も取れず、いわゆる手弁当でやっているわけだから、そんなに大きな動きは期待してはいません。こんなのは、むしろまだいい方なのかも知れません。
しかし、このかんじ。この感じが嫌で、ぼくはここ数年リリースをしてきませんでした。
でも、今はそうは思っていません。これまでぼくは、数字がいかなければ次はないという、レーベル経営者の視点に立って物事を考えてきましたが、それがむしろよくなかったのではないかと、今では思っています。それが悪循環の根源ではないのかと。その考え方はまるで、現状の日本の音楽産業のそれそのものではないかと。
“グランジ・ソウル”はおかげさまで好評をいただいておりますが、まだまだプロモーションをしていかなくてはなりません。少なくとも、今年いっぱいにおいては、それに専念します。
そして、それがひと段落するころ、ぼくは次の作品制作に取り掛かろうと思います。
たとえセールスが低調であろうと、優れた作品は作られるべきだし、どんなかたちであろうと世に出されるべきだと考えています。数字や評価はあとからついてくればいいと思います。
"グランジ・ソウル"は、ぼくのこれまでのキャリアの集大成ではなく、始まりにすぎません。今後にご期待ください。
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■結城義広 “GRUNGE SOUL”■
“グランジ・ソウル”収録曲
“death feeling in the sky” MV
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