ほしいものが手に入らないぜ、そんなやり方じゃ
電車に乗っていると、やっぱり気になるのが広告ですが、車両と車両のつなぎ目付近の窓に、必ず貼ってあるのが、成功するための秘訣的な、生き方マニュアル的な、人に嫌われないようにするには的な、何十万部突破的な、そういう広告です。誰が読むんだろうと思うけど、読む人がいるんですよね、きっと。人がそのやり方でうまくいったからといって、それを自分に置きかえたとしても、そう簡単にことは運ばないだろうと思うのですが、そういう意見にたよる人は、うまくいかなくても、また別のそういう意見にたよるものなのでしょう。それがその人の特性なのでしょう。だから次から次へと、そういうノウハウ本が出版されるのでしょう。そういう市場があるのでしょう。しかし、頭で考えれば考えるほど、ほしいものが遠ざかっていくという真理は、どう説明したらいいのだろう。量子力学で解明すればいいのだろうか。多分、誰もこれを解明できない。そういうノウハウ本を書いている人にしたって、本当にほしいものは、何も手にしてはいないのではないかとぼくは思う。だったら。だったら、いっそのこと何も考えない方がいいのではないか。考えすぎるから、余計なものばかり見てしまう。不安になる。人のことが気になる。結果、キャパシティがいっぱいになる。ほしいものがなんだったのか、わからなくなる。結局、ほしいものが手に入らない。
カラダで感じてろ/アタマで考えちゃダメ/ほしいものが手に入らないぜ/そんなやり方じゃ
老人のような遊びじゃ/カラダは反応しないぜ/少しくらいやばくたって/そのほうが人間的/絶頂に達するまで/カラダで感じてろ/細胞で感じてろ/もっと深く逝ってしまえ
"illogical one" from the album "GRUNGE SOUL"
つまり、そんなノウハウ本にたよるやつは、老人なんだと思う。そういうことを、歌っています。
****live infomation
2018.05.25
@オルタネイティブカフェ(中野)
open / start 19:00 / 19:30
charge 2,000jpy(order 1drink)
結城義広 / 山下太郎 & 佐々木遥 duo
チケット予約
https://www.audioleaf.com/show/reserve/y_yuki/129342
■■■オルタネイティブカフェ■■■
東京都中野区新井1-3-3
03-5942-5544
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