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New Album 'Unconnected World' OUT NOW !! 

ビーチボーイズ。なんで今頃。

神田で蕎麦を食べた帰りに寄った御茶ノ水のディスクユニオンで、ビーチボーイズ”スマイル”の海賊盤を見つけた。

最近、ビーチボーイズが気になっていた。なんでいまさらと、自分でも思うのだが。

“スマイル”は、制作当時完成することはなく、長らくお蔵入りとなっていたアルバムだ。わりと最近になってから、正規盤(?)が出るのだが、それまでは、決して質がいいとはいえないブートレッグが、高値で売られていた。
この盤もそのうちのひとつだと思う。いつもならこんな海賊盤に、ぼくは手を出さないのだが、なぜかこの色違いのジャケットにそそられてしまった。

家に帰って聞いてみる。なるほど。

“グッドヴァイブレーション”はキャッチーなポップソングだが、どこかおかしな曲だ。あきらかに継ぎはぎだらけだし、妙な電子音(テルミンのようだがそうではない?)が鳴っているし、当時ブライアンウィルソンが、尋常ではない精神状態にあったであろうことを想像させるのに難くない作品だ。

このレコーディングに付き合えたミュージシャンは、おそらく誰もいないと思う。

曲の断片を多数用意し、それをつなぎ合わせてひとつの曲にする。

今でこそ容易いその手法を、ブライアンウィルソンは、4トラックのアナログテープレコーダーしかない時代にやろうとしていた。

そして頓挫した。

なによりも、その発想が素晴らしいし、多分誰も理解してくれなかったと思うが、それでもそれをやろうとしたところに、ぼくは勇気づけられる。

誰も理解しない、少数意見にこそ突破口がある。

この歳になって、発見することが多い。なんでもっと早く気づかなかったのだろうと思う。

ビーチボーイズ。なんで今頃( T_T)\(^-^ )

■結城義広 “GRUNGE SOUL”■
"幸せに興味はない。自由になれる瞬間があればそれでいい " プリンス、ディアンジェロのDNAを持つ日本人SSW、結城義広。独自の感性で、ソウルミュージックをオルタナティブ解釈。そのサウンドイメージは、まさに"グランジ・ソウル"。パンク~グランジの精神を継承する過激な歌詞で、レアグルーブのうねりを乗りこなす。書き下ろし40曲の中から厳選された全10曲。王道の真逆を行く、ソウルミュージックの新概念。
 

“グランジ・ソウル”収録曲
“death feeling in the sky” MV

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