混じり気のない創作衝動と音楽
ぼくは自分の創作衝動に従い曲や歌詞を書いている。
誰かに評価してほしいからとか、世に名を馳せたいからとか、あるいは誰かを見返してやりたいからとか、そんな思いで音楽をやっているわけではない。
誰かが自分の音楽を享受するのであればその対価はいただきたいし、誰かに評価されれば、それはたしかに励みにはなるけれど、それよりもなによりも、自分の創作衝動がはるかに大きく、それ以外のことは二の次三の次、正直どうでもいい。
音楽に限らず、あらゆるクリエイターやアーティストはそうではないかと思う。
どこかの大学や研究所の研究室で、気の遠くなるような研究を地道に続け、しまいにはノーベル賞を取ってしまうような人たちに似ているとぼくは思う。
周りの誰かが先に成果を出したり、予算の無駄遣いではないかと誰かに嫌味のひとつを言われたとしても意に介せず、自分の興味の趣くまま研究に没頭出来る研究者のような気質。
そんな気質がないと音楽なんか出来るわけがないとぼくは思う。
たしかに立場上、誰に向けて発信している音楽なのか?その人たちにどういう気持ちになってほしいのか?ということを考えたり、発言したりすることもある。
しかし、そんなことこそ二の次三の次なのだ。その順序は絶対に間違えてはいけない。
混じり気のない創作衝動や表現衝動だけで音楽をやっている人たち。そういう人たちの音楽は絶対にブレないし、聞けばすぐにわかる。
Yoshihiro Yuki - NEW WAVE -
“生きることにそもそも意味なんてない”
ネオソウルをベースにR&B、ヒップホップ、さらにはEDM、エレクトロニックミュージックをも取り込んだ結城義広の新作EPは、不透明感を増す現実世界をポジティブな視点で歌い上げた珠玉のアンソロジー。
Yoshihiro Yuki “NEW WAVE”
収録曲
1. riverside blues
2. yunagi
3. high energy
4. invisible sky
5. wave
6. realize
サブスクリプション
CDパッケージ / ディスクユニオン
“NEW WAVE”リードトラック - HIGH ENERGY- MV
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