占い師と音楽家
ぼくは占いとかその手の類に興味がありません。その手の話をされてもなんだか気が遠くなって便意をもよおします。興味のない話をされるとぼくは基本的に便意をもよおします。
ラディカルなもの言いで恐縮ですが、不安を煽る等人の弱みにつけ込む商売はだいたい儲かります。それを弱みにつけ込んでいるとみるか、社会貢献とみるかはあなた次第。結果、顧客が満足しているのであれば、それはそれでいいのではないかとぼくは思います。
ところで、世の占い師の多くが何を生活の糧としているかご存知でしょうか。占いに対する報酬?それはごく一部、ピラミッドの頂点の人たちです。多くの占い師は副業を持っているか、占いに興味のある人たちを生徒にしてそこから授業料を得て生活しています。
なんだか音楽業界の底辺と同じ構造です。もっともこれは占いや音楽業界だけに限った話ではありませんが。
ぼくは音楽について誰かに習ったことはないし、ボイストレーニングすらしたことはないけれど、何事においても習わないと気が済まない人たち、習わないで自分で勝手に始めることが出来ない人たちというのが一定数います。そしてそのうちのさらに何割かはいつまでたっても習うことをやめない人たちです。
一年前にDAW環境をlogicに変えたとき、ぼくが真っ先にやったことは、どこかで使い方を教わることではなく、アレンジの仕事を取ることでした。どうやって動かせばいいのかわからないけれど、仕事を受けた以上自分がやらなければ誰かがやってくれるわけではありません。
音楽に限らず、自立して自分でやれるかそうでないかは、仕事と趣味の差だと思います。
とはいえ、ぼくも真剣に音楽を習おうとしていた時期はありましたけどね。
Yoshihiro Yuki - NEW WAVE -
“生きることにそもそも意味なんてない”
ネオソウルをベースにR&B、ヒップホップ、さらにはEDM、エレクトロニックミュージックをも取り込んだ結城義広の新作EPは、不透明感を増す現実世界をポジティブな視点で歌い上げた珠玉のアンソロジー。
Yoshihiro Yuki “NEW WAVE”
1. riverside blues
2. yunagi
3. high energy
4. invisible sky
5. wave
6. realize
0コメント