新型ウィルス。淘汰される音楽
新型コロナウィルス。拡大が懸念されています。新型のウィルスによる世界的な感染症の広がりは、このところ5〜10年おきに発生しているように思います。しかしながら、ではウィルスをすべて死滅させればいいのかといえばそうではなく、古代より生物はウィルスにより進化してきたという歴史があります。つまりウィルスがいなくなれば、厄介な感染症はなくなるかもしれませんが、それと引き換えに人類を含むあらゆる生命の進化が止まり、それはやがて終焉につながるという可能性もなくはありません。
外部からの新しい異物は、ときに深刻なダメージにもなりますが、それを取り込んで自らが進化する強さがなければ、激変する環境の中で生命が生き延びることは出来ないということなのかもしれません。
それは音楽も同じです。
外的なさまざまな要因により常に新しい音楽は生まれていて、それらに反応し形態を変え進化する音楽には勢いがあり力があります。かたや内向きな環境の中だけで完結し続ける音楽は時代に取り残され、やがては淘汰されます。まさに自然の原理です。
もちろんこれは音楽に限ったことではなく、誰かがなにか新しいことを始めようとした場合、外部や内部から反対されたり妨害されたりするというのはよくあることです。それは総合的かつ的確なアドバイスであることもありますが、既得権を守るためであったり、単に新しいものに恐怖しているだけだったりする場合も多々あります。
しかしすべては時間の問題です。
さて今回の新型コロナウィルス。どこまで広がり、いつ収束するのか。そしてぼくらはこれからなにを学び進化するのか。試練だと思います。
Yoshihiro Yuki - NEW WAVE -
“生きることにそもそも意味なんてない”
ネオソウルをベースにR&B、ヒップホップ、さらにはEDM、エレクトロニックミュージックをも取り込んだ結城義広の新作EPは、不透明感を増す現実世界をポジティブな視点で歌い上げた珠玉のアンソロジー。
Yoshihiro Yuki “NEW WAVE”
1. riverside blues
2. yunagi
3. high energy
4. invisible sky
5. wave
6. realize
DL / サブスクリプション
CDパッケージ / ディスクユニオン
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