Yoshihiro Yuki Official Blog

New Album 'Unconnected World' OUT NOW !! 

仮想通貨と音楽

そうは言っても家にいる時間が増えたので、AppleMusicでわりと節操なく思いつきで音楽を聞いています。
それはさておき、お札を刷ればいくらでもお金持ちになれますよね。幼稚園児でもそれくらいはわかる。でもそれが出来るのは国だけで、日本の場合それは日銀が管理している。それは中学生か高校生くらいになればわかる。でもそれを無限に繰り返したらどうなるのか。そんなことしたらちょっとヤバいことになるんじゃないだろうか。それは小学生でもなんとなく想像することが出来るでしょう。

ぼくが話しているのは経済の話ではありません。コロナ危機の中、ケチくさい財政出動はやめろと言っているわけでもありません。ぼくが話しているのは音楽の話です。

例えば仮想通貨や擬似通貨。これらは流通性のある通貨との互換性がなければ通貨としての価値はありません。ある集団やコミュニティの中で価値があるとされる通貨でも、それがその外側の世界の通貨と交換できなければ、通貨としては価値がないということになります。でも中にいる人たちは、それが流通性のある通貨だと信じている。昔そんな詐欺事件がありましたよね。

それをそっくりそのまま音楽に当てはめてみる。ある集団やコミュニティの中で評価され消費される音楽。でもその音楽がその外側にいる人たちにはぜんぜん響かない。そして中にいる人たちはそのことに気付いていない。

そういう現状。音楽に限らずですが、程度の差こそあれ、みなさんにも思い当たるフシはありませんか。

知らず知らずのうちに自分がそういう場に身を置いてしまうことは実際にあるだろうし、避けられないことかも知れないけれど、なるべくそれを素早く察知してそこに近付かないこと、もしその中にいたとしても常に外側に視線を向けること。それが経済的損失というより、あなたの存在そのものがダサくなってしまう系詐欺事件(とぼくは呼ぶ、笑)に巻き込まれないための防衛策だと思います。

日銀が通貨をどんどん発行すればいいという議論を聞いていて、音楽と通貨の共通性について考えてしまいましたが、むろん詐欺師は確信犯ですからね(笑)

Yoshihiro Yuki - NEW WAVE -

“生きることにそもそも意味なんてない”

ネオソウルをベースにR&B、ヒップホップ、さらにはEDM、エレクトロニックミュージックをも取り込んだ結城義広の新作EPは、不透明感を増す現実世界をポジティブな視点で歌い上げた珠玉のアンソロジー。

Yoshihiro Yuki “NEW WAVE”
1. riverside blues
2. yunagi
3. high energy
4. invisible sky
5. wave
6. realize

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