手さぐりだから見つかるもの
ユウキグループ
という
バンドは
当初
ジャズ的な
インプロビゼーションの
フィーチャーを
コンセプトと
していた
当時
ぼくは
モードジャズ期の
マイルスデイビスに
傾倒していた
こんばんは
結城義広です
ユウキグループの
代表曲
"message"
ぼくが
はじめて
モードを意識して
書いた曲
でも
その頃のぼくは
なにも
わかっていなくて
手さぐりで
音の雰囲気だけで
この曲を書いた
ぼくをふくめて
当時の
バンドメンバーも
モードを
理解している者は
皆無で
ぶつかりながらの
試行錯誤
いまでは
この曲が
どういう
なりたちで
出来ているのかを
ぼくは
説明することが
できる
どのバースが
どのモードで
どのスケールが
使える、と
でも
それが一体
なんだと
いうのだろう...
たしかに
はじめて
顔をあわせる
ミュージシャンに
楽譜を渡すとき
そういう
説明ができたほうが
親切だし
信頼が得られる
かもしれない
でも
この原曲を
つくっていたときの
ホットな
緊張感や
テンションが
高揚するときの
"あの気分"は
そこには
ないような
気がする
ミュージシャンは
音楽を
仕事として
するべきでは
ないのだ
実際
手さぐりだから
スケールアウトした音や
アボイドノートも
(多分...)
含まれているけれど
そこが
いいのでは
なかろうか...
そつのない
作業を
している
最近の
ぼく...
理論や
譜面や
数値に
支配されず
もっと
自分の耳を
信じよう
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